インターネットラジオ「ステージイブ」出演:斉藤範子
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健康ジャーナル10月5日号(9月28日発行号)
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《残席情報!》
8日(金)9日(土)10日(日)
14:00××
19:30××
◯…空席まだあります!
▲…残りわずか、急いで!
×…前売券取扱い終了。当日券あります!

 

【作・演出】
石山英憲

 

【出演】
斉藤範子 田中千佳子
沢城みゆき 阿部英貴

 

【スタッフ、ほか】
音楽:佐々倉有吾
照明:進藤尚子
音響:井川佳代
舞台監督:酒巻未由来
(PACIFIC ART CENTER)
イラスト:寺尾仁志(http://www.h2.dion.ne.jp/~guitar/)
レイアウト:田中麻美
制作:永冨聡、中村真弓
協力:ガイプロジェクト、
(株) マウスプロモーション

 

10月8日(金)〜10日(日)、座・高円寺にて行われる『愛知のオンナ』。
いよいよ本番1カ月を切り稽古にも熱が入る中、今回は劇団子主宰:石山英憲と今回演じる愛知のオンナ達3人への現在の心境・初演時の裏話などなどを大公開!
全3回でお送りする座談会企画。今回は最終回!!


 

うまく生きていきたいじゃないですか。さっ、ささっって(笑)
斉:「あとこれ最後……まあ、作品と関係ないんですけど、絡めて……。『愛知のオンナ』ってオンナ芝居なんですけど……女で良かったとか思います? ざっくりと」
田:「私、女で良かったとしか思ったことがないです」
沢:「えー!」
田:「男になりたいなんて一回も思ったことない」
斉:「へー!」
田:「私は女で良かったと思って31年間生きてきましたから」
石:「ごめんね。なんとなくだけど、ごめんね千佳子。客観的に見てすごく、あ、女としていろんなことを享受されたんだろうなっていうのだったら、すごくそれで説得力持つんだけど、そんなにあの……(笑)」
田:「はははははは! ちがうでしょーよー!(笑)」
石:「どういうこと? どういうことなんだい、それ?」
田:「わっかんないっす。女、でいることが好きです」
石:「だから、どういうところが好きなの?」
田:「えー、なんか……気ままじゃないですかね、女の子の方が基本的に」
沢:「えー?」
斉:「え、『女子は10キロのとこ5キロでいいよ』みたいな、そういうこと?」
田:「それもございます」
斉:「(笑)」
田:「もう私の中では、『だって女の子って、もう体力ないように作られてんじゃん?』みたいなところがあるわけですよ(笑)。しょーがないじゃん、男子行ってよーみたいなとこあるわけですよ。男子が……だってそうだったんでしょ、昔からって。『女子は子育てして、家を守って、男子が狩りに行くんでしょ?』ってタイプなんです、私は」
石:「はいはい」
田:「だからもう草食系男子とか、ほんっとにもう……イラっとくるんです。『え、何のために生まれてきたの?』みたいな(笑)」
石:「あははははは!」
斉:「まあ、まあね……」
田:「じゃあ女は頑張らないって訳じゃないですから。そういうわけじゃなくて、『女らしい』『男らしい』っていうのを今一度みなさん見直してみようという」
石:「そこは同じ」
斉:「分かる。そこは分かる」
田:「ま、こんなガサツな私が言うのもなんなんですけど(笑)」
石:「だから、変な話だけど、田嶋陽子さん否定派なの? ってことでしょ?」
田:「でも田嶋さん、女でいることに……楽しんでますよね、田嶋さんは」
石:「田嶋さんは、違うよ。田嶋さんが言ってるのは、男女平等。だからあなたの言ってることと間逆なんですよ」
田:「男女の機会は平等であれと思いますけど、男女は平等にはなれないと思います。いろんなチャンスがあるんだったら、そのチャンスは平等にしてやれって思いますけど、同じことはできないこともあるじゃないですか」
石:「そうだね」
田:「そこ全部平等にしてたら、しーんどーいみたいな(笑)」
石:「て考えると、小ずるいよな(笑)」
田:「うまく生きていきたいじゃないですか。さっ、ささっって(笑)」
石:「サイテーだ……(笑)」
斉:「女子……(笑)」
田:「女子(笑)」
斉:「女子発言でました。ザ・女子」
石:「いや、イイと思いますよ」

 

 

いい意味で女を楽しまないとなって思うようにはなりました
斉:「みゆきさん、どうですか?」
沢:「いやー、私はもう同じように狩りに出て、狩りで獲物をとって帰ってきたものを、自分で調理して子供に食べさせるのが女だと思ってたんで」
田:「いいんだよ! 女子は狩りに行かなくて!」
沢:「だって悔しいじゃないですか」
田:「……ってこう言って行かされるタイプだからね。『お前行けよ』つって(笑)」
石:「(笑)」
田:「引越しであの、洗濯機とか持たされたことある(笑)」
斉:「ムリじゃね? どう頑張ってもムリだよね?」
田:「そのときに、『ムリだな』って思った。限界ってあるって(笑)」
沢:「そうだねー。確かにそうだねー」
斉:「え、みゆきは狩りに行くのは、旦那さんがいても?」
沢:「だからその可能性を見たことがないんですよね。誰かの手を借りるっていう選択肢があんまりなくて、昔から」
斉:「あー……ひとりで生きていきたい、というか……義務とか辛いとかじゃなくて、『普通じゃん』みたいな?」
沢:「んー……気がついたら視界に誰もいないんですよ」
石:「はははははは!」
斉:「みゆきちゃん、走るの早すぎるんじゃない? みんな、付いてこれない……(笑)」
田:「『あれ、見えなくなっちゃたよー?』って(笑)」
沢:「仲間がいたら、もちろん頼りますよ。あの、分業すればいいと思うし、得意な分野の人が得意なことやればいいんですけど」
斉:「待ってらんない?」
沢:「気が付いたら視界に誰もいないことが多くて。で、やれるまではやってみるっていう……ことの方がどうも多い、のかなぁ……」
石:「例えば、やれるものがやってみるってところで、届かなかったことってのはないの?」
沢:「だから、届かない場合は、それとするんでしょうね。その届かなかったものは、やむないから別のもので自分で代用するんだと思います。誰かにそれを取ってもらってそれを得るとか、っていう……」
斉:「届かなかったものは、もう、無くしちゃうの? 世の中から」
沢:「あと、取る。取れるように試行錯誤するかですね。その木の下にずーっといて」
田:「んー……ただ、洗濯機はちょっと持てねぇな(笑)。ちょっと難しい」
沢:「たぶんそしたら、しばし縄みたいなものとか取ってきたりとか……」
田:「あー、どうにかして?」
沢:「うん」
沢:「それか、手で洗濯するのすごく上手になるの」
田:「あー! なるほどなー」
沢:「『結果、洗濯ができりゃいいんでしょ?』みたいな」
田:「それは代用パターンなの?」
沢:「うん。洗濯はするけど、洗濯機じゃなくてもできるじゃないですか、っていう」
斉:「だから引越しで洗濯機持って行かなくてもいいんだよ私は、ってことだ」
田:「……それに気付いてれば良かったなー……」
沢:「(笑)」
斉:「え、じゃあ女で良かった派なんですか?」
沢:「あのね、最近はね、なんかもっと女の子なの楽しまなきゃと思うようになりました。昔は男の子の方が楽そうでいいなとか、男の子の友達の方が多かったし、こう……よく女子に泣かれてたりしたんで」
斉:「いじめた?」
沢:「いじめてないんですけど(笑)」
斉:「気が付いたら泣いてた?」
沢:「気が付いてたら泣いてた。よく泣いてて、目の前で」
斉:「分かる」
田:「部長面するからだろって」
沢:「してない(笑)。なったこともない」
斉:「『沢城さんが睨んでて怖いです』って。 石:「そうだよね。終わりの会で『男子みんな死んでくださーい』とか言いそう」
斉:「(笑)」
田:「(笑)」
沢:「絶対言ってない(笑)」
石:「理由よく分かんないけど(笑)」
斉:「学校って面白いよね。そんな理不尽な発言がまかり通り世の中だもん」
石:「『男子みんな死んでくださーい』(笑)」
田:「『はい!』つって」
沢:「(笑)……でも、要はそういう浮き方ですよね」
田:「そうだろうなー」
沢:「みんなが空気読んで、あの『納得した人から座ってくださーい』って言って順繰り順繰り座っていくのに、」
斉:「座んねー」
沢:「給食の時間まで立ってるっていうタイプです(笑)」
斉:「『沢城座んねーぞー』つって」
田:「もう私たぶん1、2番目に座る(笑)」
斉:「誰か座ったら座る。一番じゃないの」
田:「そう。『あ、トモちゃん座ったからよし』って」
沢:「だから、最近ちょっと……いい意味で女を楽しまないとなって思うようにはなりました、けど」
石:「それはたとえば、女を楽しむってどういう楽しみ方?」
沢:「なんだろうなー……」
石:「例えばだけど、男性からのそういったものに対しての返しだとか、そういうこと? 女の武器を使うっていうこと?」
沢:「女の楽しみがあるよね。たとえば……」
石:「なんでお前今、上からいったの(笑)」
沢:「下らないところから言えば、男子よりも下着選びが楽しいじゃないとか。でも私ああいうの、透けるのがヤだから、あんなヒラヒラなものを着てる理由が全く分からなかったの。私、制服から透けてるのをずっと注意してきた口だから」
田:「それで泣かれたんだ(笑)」
沢:「許せないの。『後ろに男子が座ってんのに、もっと気を遣って』とか、そういう方だったんですけど、『ちょっと透けちゃったらいいじゃん』くらいの」
石:「あら」
斉:「あら。オトナ〜」
沢:「例えばですけど。なんかそんなくだらない所から、なんかせっかく子供が産めるんだからとか、なんかそういうこと楽しんだらいいじゃないとか、なんかこう……綺麗でいることにもっとこう、メンドクサさよりも楽しみを覚えたらいいじゃない、とか。やっぱりこう、男よりもたおやかに、というか。なんかこう、女の楽しみ方っていっぱいあるような気がして」
石:「おい。今『たおやか』って言ったときのこのふたりの『???』って(笑)」
斉:「わかってる! わかってる!」
田:「『た? お? や? か?』って(笑)」
石:「『たおやか』なんて日本語使うのお前だけだぞ。金田一先生かお前だけだぞ(笑)」

 

 

女の不自由なところとかが、とても愛おしいです
沢:「斉藤先生どうですか?」
斉:「私はですね、なんだろうね……私も……いや、でも良かったと思ってますよ、総じて。今現在、いろいろ生きてきて。女で良かったし、生まれ変わっても女かなっていう、そのぐらい好きかもしれない」
石:「へー」
斉:「だから若いときとか、なんか……それこそ劇団子初期の頃とか、女優としても俳優さんの方が面白いんじゃないかとか、可能性とかいろいろ見て、男の方がもちろんチャンスはあるでしょうし、まだまだこのご時勢、そっちの方ができんじゃないかとか思ったけど……。なんか『変わりたい』願望から、自分が何々に……今の自分があまり好きじゃないとか、もっと自分は他にいるはずとか、こうなりたいとかの欲がものすごい強くて、たぶん私は役者を目指したんだと思うけど、発端はね。だけど進んでいくにつれて、自分を認めてあげないと成り立たないっていう結論に達して。自分ありきの、全てお仕事にしろ、役者業にしろだなと思って、自分が大好きになった瞬間に、女であることが好きになったかなっていう気がします。そんな……感じですかね」
田:「んー……」
斉:「女優さんは、道は険しいですけど面白いし。女であることも面白いし。なんだろう……その、メンドクサいことは確かにあるのね。男社会の方が後腐れないし、ホントざっくりしてますし、あとやることも大きいしね。世の中で成せる功績みたいなのも絶対大きいし、男の方がそれは似合ってると思うし。だけどその、女の不自由なところとかが、とても愛おしいです」
田:「わかりますー」
沢:「だから、お芝居とかよく見ると、結局世界は男の子でできてて、『女なんて……』っていう想いをずっとしてきたけど、なんかそれこそ『愛知』って、その、女子による女子の為のお話だから、珍しいなってことじゃないんですけど、その女の楽しみがいっぱい入ってたらいいなって思うんです。なんか、男の子とは違う輝きというか……。絶対男の子の方がきらきらしてんだもん。間違いなくきらきらしてんだもん」
斉:「なんか、そうね。視点がね、きっと、だからまあ『東京のオトコ』とかは、男目線で見た馬場くんとか桜井くんの世界の話だけど、『愛知のオンナ』はね、両極端で、女子から見た……女子校って入ってみたらこんなだよ、みたいな。女子校の話ではないけどね。決してね」
沢:「そうだね」
斉:「うん。でも、『え、女子校ー?』つって。『なんかメンドクサいじゃん』つってなんかもう、『先生とかサイアク。絶対なりたくないよね』とか思いきや、意外と入ってみるとその、女心というか、ものすごい、それはそれで良い女子のワールドがある瞬間もあるわけでしょ。基本、怖いけど」
田:「基本怖いから入るんだ(笑)」
沢:「なんですかね、あの刷り込み。実際行ってる人は全然そんなこと言わないんですよね」
田:「だから、女が集うとメンドクサいっていうのからちょっと覆したい」
沢:「(笑)」
斉:「いや、でもメンドクサいよ」
田:「いや、メンドクサいですよ。もう、手に取るように『はい、こことここが今喧嘩してる』とか全部分かっちゃうじゃないですか、女子って。でも、なんでしょうね……」
斉:「それが愛おしいんだよ」
田:「そうなんです。なんか……あと、ポジショニング? 女子の」
斉:「ああ、ビミョーな?」
田:「ビミョーな。ああいうのとかもう、クソメンドクセーとか思うけど、面白い……あ、そういうのあんまりしない?」
沢:「いやいや、ありますけど(笑)。私、どっちかというと中間管理職だったり、そこの中にいなかった方なんで。でもあの、なんだろう……語弊はあるけど女子っぽいですよね、凄く。あのライン、あのほそーいラインをみんなでなんとかなんとか遣り繰りしてる感じが、女子っぽい作業だなって、傍から見てると思うかな」

 

 

劇団子の中で一番女子っぽい女子が出てくると思う
石:「いや、ちなみにごめん。俺から聞くとさ、『愛知のオンナ』ってのは男から書いた女の話じゃない?」
斉:「そうだね。うん」
石:「俺だから、自分正直なところ、あなたたちに読んでもらっても、正直今、今、お客さんの評価を得た今でも、いや……これがどう受け取られてんのかって……」
斉:「は、でもね……いや、<石山節>はありますけど、劇団子の中で一番女子っぽい女子が出てくると思う」
田:「そうですね」
斉:「やっぱり、『え、え? 女子? んー分かりますけど……ま、基本しないですよね』みたいな女子が……。物語の中、劇団子の中でのきらきらしてる女子はいっぱい出てくるけど(笑)」
田:「『みーんなー!』みたいな(笑)」
斉:「そうそう。『ありあり、それありだね』ってそゆのはあるけど(笑)。でも、『愛知のオンナ』はより……女子に近い」
田:「そうですね」
斉:「だから……どうなんだろうな。とてもだから、納得しやすい。その、だからいざこざとかね、会話のメンドクサさとか、『女ってこうだよねー』みたいな」
田:「ホントです、ホントです」
斉:「それが、きっともっとね、女性の作家さんとかが書いたらきっともっとドロっとすると思う。なんかねちっこく、女性のいや〜な、同じ面白くても嫌になるんだけど、やっぱ男性が書いてるからからっとしてるっていうか。やっぱりやってるのは生身の女だから、そこがうまく中和されてる気がする。女が書いて女がやるとかだと、もう『あー……』みたいなっちゃうけど、男が書いて女がやってるから。でもテイストは女子寄りだから、とっても。だからすごくからっと仕上がってるような気がしますね」
田:「この3人はありえますもんね、ホントに。女子界では」
斉:「うん、ありえる」
石:「……いや、納得してない顔ひとりいるよ」
斉:「みゆきさんが台本を読み始めた……(笑)」
田:「みゆきさんはいつもこういう所にいなかったタイプだから……」
沢:「うーん」
田:「『うーん』ってあんた(笑)」
石:「(笑)」
沢:「なんだろうねー……」
石:「(笑)」
斉:「でも、なんか私もそんなに、ずっと一緒にいるお友達とかはいたけど、本当に……『私とあなたはいつまでも親友よね』みたいな、たとえばさ。あと、ずーっと三年間一緒、みたいな、頑なにみたいな、そこまでのお付き合いはしなかったタイプなのね。だから一緒に学校行き帰りもするし、部活も一緒だし、いるんだけど、『あ、今日はいいや』みたいな。自分が疲れるとそっとたまに離れる、みたいな。なんかいい感じの、でも嫌いにならないでね、みたいな。付かず離れずののポジションで生きてきたから。結構今回の『愛知』の3人っていうのは、すごいがっつりした関係性で。だからある意味、私がメンドクサくて逃げてきた世界だから、この関係性は。こうなるのが……やっぱこじれるし。入り込めば入り込むほど傷つくし」
田:「そうですね」
斉:「そうなるのが、もうメンドクサいって本能できっと分かってるから、そっと『あ、これはちょっと今日はいかないでおこうかな』とか思ってた自分を思い出すね。だから憧れでもある。ああいう女子の世界にどっぷり嵌るとこういう目に合うんだって、その(笑)」
田:「15年経ってなお……(笑)」
斉:「そうそう。それが体感できるかなっていうか」
沢:「あー……」
斉:「もしも私があそこに入っていたら、こうなっていたでしょう、みたいな」
田:「はー……」
斉:「おもしろいよなーと思って」
田:「ここまでこじれる事はないけどなー。私もあんまり一緒にいなかったからなー」
斉:「うん」
田:「でも、なんかこう……中立になることは凄い多くて、やっぱりなんかこう、『まあまあ、そんな悪気ないよ』とか『えー大丈夫だよー。いやいや気にしてないと思うよ』とかを、なんか人生の中ですごい言ってきた気がして(笑)」
石:「テキトーに?(笑)」
田:「テキトーに。『あー大丈夫大丈夫。そういうタイプじゃん!』とか(笑)」
石:「(笑)」
田:「『言っちゃったたけで、心底思ってるわけじゃないよ』とか。イヤ、よく言ってきた……ということは女子はやっぱりそういうこと多いってことですよね。気にすることも多いんだろうしね」
斉:「うん……」
田:「……沢城さん?(笑)」
沢:「そうですね……。その範子さんがおっしゃってたみたいに、劇団子の中では一番女子寄りな女子が出てきていると思うんですけど、あのー……すごく、やってて面白いバランスだなって思う。絶対女子が言わない単語とかがところどころにやっぱ入ってるんですよ。それは石山さんカラーというか、劇団子カラーの、平常心では言えないような単語やドラマチックな単語が入ってたり。回想シーンも、実は昔のシーンにカメラを置いてるんじゃなくて、あくまでも大人になってから思い返してるシーンだから、全然当時の子供達が喋ってる台詞じゃないこととか、そこの妙というのかな。自分達で、私達最後の……青春の、とかって絶対あの当時言わないじゃないですか」
斉:「記憶の……」
沢:「そうそうそう。記憶の中に生きてるような、その、視点をどこに置くかを失敗すると、がたがたっていくような。だから、なんかその女子3人のバランスもさることながら、なんかその……不思議な回想シーンだなっていうのもなんか……」
石:「お前、割と否定してるぞ(笑)」
沢:「否定じゃなくて。特徴として、なんか……印象的だったのかな。だからなんか、女をやってるようなんだけど、男の人が書いてる女の人っていう、やっぱり違う生き物をやってるような気がするし、回想シーンをやってるんだけど、リアルに若くとかじゃなくてやっぱり、大人から見た子供をやってるような感じがするし。なんとも言えないバランスがいっぱい存在してる感じなんですよね」
田:「全部石さんの脳みそ通って出てきたから(笑)」
沢:「あと、やっぱり意外とドライなこの女3人がやるってこととかじゃないですかね。女子女子してないでしょ、たぶん。ここ3人」
石:「いやー……どうだろう」
沢:「してないですよ(笑)」
石:「いやーどうだろう」
沢:「だから、なんかね、そのリアリティのあるようなないような感じが、我々も結構異色の人物じゃないですか、その、意外と女レベルでいうと……」
斉:「違う違う、たぶん、いや……私は、さっきも自分で言ったけど、『ホントはそうなりたかったんじゃないの?』って思うの、3人とも」
沢:「はー……」
斉:「『ホントは典型的女子になりたかったんじゃないの?』つって」
田:「なれなかった?」
斉:「うん。なれなかった派なんじゃないのって思う」
沢:「何かのコンプレックスが邪魔をして、その場へ上がれずに終わった3人が、今もう一度って」
斉:「何かで踏み外しちゃった人が、演劇の神様の力を借りて、今演じてるっていうね」
沢:「やらなかったことはいつか目の前にね、巡ってくるんです。必ず」
斉:「それかもしれないよね」
田:「だから、ちょっとした私達の憧れみたいなもの?(笑)」
斉:「だと思う(笑)」
沢:「漫画の世界みたいだもん、なんか(笑)」
斉:「そんなような気はしますよ。実生活はねー厳しいけどねー」
田:「そうですね……」
沢:「でも思い出に残りますよね、こういう方が。逃げないほうが」
田:「確かにそうだな。15年経ってなお友達のために何かするとか」
斉:「そうなんですよ。今回はね、ちょっと言っちゃうと……30手前の女性たちがあの懐かしい青春時代をちょっと振り返ったり振り返らなかったり、振り返ったり……そろそろですかね(笑)」
田:「そうですね」
斉:「後はですね、劇場に来ていただいて」
田:「確認していただいて」
斉:「本当に言ってしまうと、勿体無いので……」

 

 

番外編
石:「ちなみにこれ、番外編でいいんだけどさ。君たち、嫌いな女優いないの?」
沢:「へ?」
田:「嫌いな女優?」
斉:「どこで?」
石:「劇団子で」
沢:「いない!」
田:「そうですね〜(笑)」
石:「ま、『愛知の『オンナ』』ってことでね。いない?」
沢:「いない!」
石:「みゆき、いない? みんな大好き?」
沢:「新人さんのことはまだよく分からないけど。悠佳のことは好きになった」
石:「田澤は?」
沢:「田澤さんは、どういう人か分かった」
石:「(笑)」
斉:「それ以前の話ってことだな。好きとか嫌い以前」
沢:「なんていうんだろ……」
斉:「まず把握して」
沢:「で、好きになった。悠佳は、こういう人だって思ってて、それが好きな人に変わって、田澤さんはよく分かんない人から、わかって大好きになった。違う感じで好きになった」
田:「じゃ、今は悠佳の方が一段階進んでるような感じなの?」
沢:「っていうわけじゃない、いや、同じラインで好きに。それぞれのルートで好きになった」
石:「なんか理屈でちょっと矛盾してないか……(笑)」
田:「それで理解した途端、大好きまでいくという、このね……」
石:「千佳子、誰にも言わないから、誰誰誰?」
田:「えーとですねー……(笑)。いない。いないでーす」
石:「(笑)」
田:「島村とたまに気が合いませんけど(笑)。女子は」
沢:「私も島さんメールに『without love』とか付けてくるから嫌い」
石:「はっはっはっはっは!」
田:「みゆきの真似してな」
石:「最近……ちょっと痴漢になってきたからなー。劇団子で(笑)」
沢:「劇団子に痴漢いるってマズくないですか?(笑)」
石:「暗転の中で、田澤の尻ぺろんって(笑)」
斉:「島ちゃん疲れてんだよ……」
田:「(笑)」
石:「いや、よっぽどだぞ。田澤が輪組みとかで、『みなさんちょっといいですか』って。『島さんが、暗転のたびに私のお尻を触るんです』っつって。で、島が言い返した言葉が『いいだろ、お前だったら』って(笑)」
田:「それはダメ。島さんのそゆとこダメよ」
斉:「酷い」
田:「また佳代ちゃんが悩んで悩んで……(笑)」
石:「『私のお尻触るんです』(笑)」
斉:「ねー。なんであんな子が、あのご両親から育つのだろうねー」
田:「ホントですねー」
斉:「おかしいなー。早稲田の所為か?」
田:「早稲田の所為でしょうね。あと、東大行けずに早稲田って……(笑)」
石:「範子は誰がきらいなの?」
沢:「範子さん、女子の好き嫌いぱきってありそうですもんね」
斉:「んー……ちゃんとやらない人嫌い」
石:「え、じゃあ千佳子?」
田:「名指しー?(笑)」
斉:「(笑)劇団子の中はないですね、ひとまず。ないです。ない、ない……」
石:「なんで目が遠いの」
斉:「いや、ないけどね。ってか、この間の客演は苦労したなーとかって」
石:「書けねーよ(笑)」
斉:「絶対言えないけど。いや大変だった……」
石:「もう十分じゃない?」
斉:「はい!」

 

これにて終了! ありがとうございました!!